フォローする

arcserve-KB : 1 台のサーバのみでレプリケーションはできますか?

Last Update: 2016-03-16 11:27:19 UTC

◆ 旧文書番号

023010077

◆ 詳細内容

[質問]

Arcserve Replication を使用し 1 台のサーバのみでレプリケーションをすることは可能でしょうか。


 (例 1) 同一サーバ内の別ディスクへのレプリケーション


 (例 2) 外付けハード ディスクへのレプリケーション


 (例 3) ネットワーク ストレージ機器へのレプリケーション


 (例 4) ネットワーク ストレージ機器上のデータをレプリケーション

[回答]

対象がファイル サーバの場合、Arcserve Replication を使用し同じサーバ内でデータをレプリケーションすることが可能です。(= シングル サーバ レプリケーション) また、ネットワーク ストレージ機器 (以降 NAS) を複製元 / 複製先に設定することや、外付けハード ディスクを複製先とすることもできます。

ただしこの場合、1 台のサーバがマスタ サーバ(複製元)とレプリカ サーバ(複製先) 2 台分の役割を実行します。1 台のサーバに 2 台分の負荷がかかることから、サーバ間のレプリケーションに比べて同期時間が長くなることが想定されるため、シングル サーバ レプリケーション構成では以下条件を推奨しています。

[推奨構成]

- 複製元のフォルダと複製先のフォルダが物理的に別なディスクにあること

- レプリケーション対象のファイルが 200 万個以下であること

本技術情報の構成の場合、シナリオ作成時に以下の設定を行ってください。

(1) マスタ サーバおよびレプリカ サーバには同一のホスト名、または IP アドレスを指定する

[マスタ ホスト名 / IP] および [レプリカ ホスト名 / IP] にはどちらも同じ [CA ARCserve RHA エンジン] (Arcserve Replication r12.5 では[CA XOsoft エンジン] / 以降 RHA エンジン) サービス導入サーバのホスト名、または IP アドレスを入力します。(図 1)ではどちらにも MASTER を指定しています。

NAS 上の共有フォルダを指定する (例 3)、(例 4) の構成においても、[マスタ ホスト名 / IP] [レプリカ ホスト名 / IP] の欄には NAS のホスト名 (もしくは IP アドレス) ではなく、RHA エンジン導入サーバのホスト名 (もしくは IP アドレス) を入力してください。 


 (図 1) 設定例 

(2) レプリカ ルート ディレクトリの場所を変更する

レプリカ ルート ディレクトリを指定する際、複製先フォルダはデフォルトで複製元と同一のディレクトリ パスが設定されています。必ずマスタ ルート ディレクトリとは異なるパスを指定してください。リムーバブル ディスクはフォルダ ツリーに表示されないため、直接パスを指定します。また NAS 上の共有フォルダを指定する (例3) の構成の場合は、UNC パスで共有フォルダを指定してください。


 (図 2) NAS 上の共有フォルダをレプリカ ルート ディレクトリに指定した例

なおマスタ ルート ディレクトリに NAS 上の共有フォルダを指定する (例 4) の構成については、技術文書「ネットワーク上の共有フォルダをレプリケーション元、またはレプリケーション先に設定する方法」をご参照ください。

(3) シナリオ プロパティの以下オプションを [オフ] に設定する

同一サーバ内の別ディスクに複製する場合には、シナリオのプロパティ - [レプリケーション] - [オプション設定] 配下の以下プロパティを [オフ] にします。

- Windows 共有を同期

また、マスタ ルート ディレクトリもしくはレプリカ ルート ディレクトリに外付けハード ディスク、および NAS 上の共有フォルダを UNC パスで指定する構成では、上記に加えて以下のプロパティも [オフ] に設定する事を推奨します。

- NTFS 圧縮属性をレプリケート

- ACL のレプリケート

- NTFS ADS をレプリケート

(図 3) 設定例

注意事項 1

NAS 上の共有フォルダをマスタ ルート ディレクトリ、もしくは レプリカ ルート ディレクトリに UNC パスで指定する場合、RHA エンジンのログオン サービス アカウントは、この共有フォルダに対してフル コントロールの権限が必要です。

デフォルトの「ローカル システム アカウント」はサーバ外部リソースへのアクセス権限を持っていないため、ログオン サービス アカウントとして使用できません。

RHA エンジンのログオン サービス アカウントが「ローカル システム アカウント」の場合は、下図のようにログオン サービス アカウントを適切なアカウントに変更してください。


 (図 4)

 

注意事項 2

ライセンス ポリシー上、UNC パスでマスタ ルート ディレクトリ、もしくは レプリカ ルート ディレクトリに指定する共有フォルダは、Windows ファイル共有と同等の機能が提供されている NAS 上の共有フォルダに限定されます。Windows Storage Server を除くサーバ Windows OS には、RHA エンジンを導入してご利用ください。

注意事項 3

NAS 上の共有フォルダをマスタ ルート ディレクトリ、もしくは レプリカ ルート ディレクトリに UNC パスで指定する (例3)(例4) の構成は、RHA エンジンが導入されているサーバ間でデータを複製する構成と比較して同期やレプリケーションの速度が遅くなる可能性があります。特に WAN を経由した遠隔地に NAS がある環境では、(例3)(例4) の構成を行わないでください。

注意事項 4

Linux OS をベースとした NAS には、Windows ファイル システム特有の情報をレプリケーションする事はできません。これらの情報を複製する場合は、Windows Storage Server ベースの NAS をご利用ください。

- NTFS ACL (アクセス権)

- Windows 共有のアクセス権 (※)

- 圧縮属性

- 代替データ ストリーム

- スパース ファイル属性

※Windows 共有アクセス権は、NAS の種類によらず複製することはできません。Windows 共有アクセス権を複製する場合はシングル サーバ レプリケーションの構成ではなく、マスタ サーバとレプリカ サーバのそれぞれに、Arcserve RHA エンジンをインストールした 1 対 1 のレプリケーション構成とする必要があります。

注意事項 5

本構成でのホスト メンテナンスはサポートしておりません。サーバの再起動を行う場合はシナリオを停止してください。

注意事項 6

同じクラスター ネットワーク名 / クラスター IP アドレスをマスタ サーバ / レプリカ サーバの双方に指定し、本文書の構成 (シングル サーバ レプリケーションの構成)とすることはできません。

 

 

 

 

 

この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています
他にご質問がございましたら、リクエストを送信してください

コメント